おすすめのマザーボードの選び方、サイズ、チップセットなど
今回は、マザーボードの選び方や、おすすめのマザーボードについて解説します。
マザーボードはパソコンを自作する上でも必須のパーツです。
そのため、これからパソコンを作ってみたいという方や、マザーボードの選び方の基準を知りたいという方はぜひ参考にしてください。
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おすすめのマザーボードの選び方で注意する点
まずは、マザーボードの選び方について注意する点を解説します。
マザーボードにはさまざまな規格やパーツの適合基準があり、この規格に合わせてその他のパーツを選ぶか、逆にCPUなどに合わせてマザーボードを選ぶ必要があります。
こちらの項目では、以下の内容を具体的に解説します。
- マザーボードのサイズ(規格)とは
- マザーボードのチップセットとは
- マザーボードのCPUソケットとは
マザーボードのサイズ(規格)とは
マザーボードにはさまざまなサイズがあります。
小さいものから大きいものまでありますが、以下の3種類の規格が主流です。
- ATX:305×244mm
- microATX:244×244mm
- Mini-ITX:170×170mm
大きいマザーボードの良いところは、拡張性があるところです。土台が大きければより多くのパーツが載るというわけですね。
ただし、ただ大きければ良いわけではなく、PCケースに入るかの確認は必要になります。
もちろん、小さいPCを自作したいという場合には、小さめのマザーボードを選ぶ必要があります。
マザーボードのチップセットとは
チップセットは、CPUのデータを各パーツに橋渡しする役目を持っています。このチップセットの連携速度がどのくらいあるかでパソコンの性能が左右されます。
そのため、チップセットはPCを自作する上で大変重要なパーツです。
また、チップセットはCPUやマザーボードの一部になっている事が多いため、単体で交換はできません。
マザーボードのCPUソケットとは
マザーボードには、CPUソケットというものが設けられています。CPUソケットとは、簡単に言うとCPUを接続するための端子です。CPUソケットはさまざまな種類があり、形が適合するものしか接続できません。そのため、マザーボードを選ぶ際にはCPUと合わせて考えるのがおすすめです。
そもそも、マザーボードとCPUはメーカーを揃えなければなりません。
たとえば、IntelのCPUを使いたい場合はIntelのマザーボードを、AMDが良ければAMDのマザーボード・CPUを選ぶ必要があります。理由としては簡単で、CPUはメーカー同士の互換性がないからです。IntelのマザーボードでAMDのCPU、というのができないということですね。
ただし、これに関してはあくまでもマザーボードとCPUの場合で、その他のメモリー等に関してはメーカーを揃える必要はありません。
ゲームでおすすめのマザーボードの選び方
パソコンでゲームをしたいと考えている場合には、遊びたいゲームの求めるスペックに対応するマザーボードを選択しましょう。
たとえば、以下のような点に着目してマザーボードを選ぶと良いかもしれません。
- オーバークロック機能の可否
- 拡張性があるか
- ゲーミングマザーボードを探してみる
オーバークロック機能の可否
PCでゲームをする上で、動作を少しでも早くしたい!というときには、カスタマイズによって通常より動作速度を向上することが可能です。
これを「オーバークロック」といいます。
マザーボードの中には、このオーバークロックが簡単に設定できる機能が搭載されているものがあります。
オーバークロックをしようと考えている場合は、この機能がついているか確認してみましょう。
拡張性があるか
ゲーミングPCを自作したいのであれば、できる限り拡張性の高いマザーボードを選ぶことが重要です。
たとえば、上で解説したマザーボードの規格が小さいと、あとから機能の拡張ができなかったり、単純にゲーミングPCとしては機能が足りなかったりしてしまいます。
とはいえ、大きい規格のマザーボードを使う場合は当然PC自体の大きさも出ますので、場所と相談しつつ選びましょう。
ゲーミングマザーボードを探してみる
ゲーム用にPCを作りたい!と考えている方は、ゲーミングマザーボードを探してみるのがおすすめです。
マザーボードの中には、ゲーミングマザーと呼ばれるモデルがあったり、ゲームをやるパソコン向けに作られたマザーボードがあります。
このようなマザーボードを探せば、ゲーム向けの機能が搭載されていますので、膨大なマザーボードの機能を一つずつ確認していくよりは探しやすいのではないでしょうか。
ゲーム向けのマザーボードには以下のようなものがあります。
ASRock マザーボード B650 PG Lightning AMD Ryzen 7000 シリーズ CPU対応 (Soket AM5) B650E
ASRock Intel 第10世代CPU(LGA1200)対応 B460チップセット搭載 Micro ATXマザーボード 【国内正規代理店品】 B460M Pro4
ASUS INTEL 第12世代CPU(LGA1700)対応 H610 チップセット mic-ATX マザーボード PRIME H610M-E D4
Ryzenにおすすめのマザーボード
Ryzenは、AMDのCPUブランドです。
CPUにはIntelのCore iという選択肢もあります。しかし、RyzenはCore iと比較して安価なことが多くコスパが良いことから、RyzenのCPUを選択する方もいます。
このRyzenのCPUを選択する場合には、対応したマザーボードが必要です。
Ryzen対応のマザーボードには以下のようなものがあります。
- MSI MEG B550 UNIFY マザーボード ATX
グラフィックボード2枚挿しに対応しており、価格が求めやすいことが特徴です。
MSI MEG B550 UNIFY マザーボード ATX [AMD B550チップセット搭載] MB5197 - MSI B450 GAMING PLUS MAX ATX マザーボード MB4821
価格が抑えられておりコストパフォーマンスに優れていることが特徴です。
MSI B450 GAMING PLUS MAX ATX マザーボード MB4821 - ASUS AMD AM4対応 マザーボード ROG CROSSHAIR VIII FORMULA 【ATX】
通信速度が早く温度上昇にも対応できる高機能なマザーボードです。
ASUS AMD AM4対応 マザーボード ROG CROSSHAIR VIII FORMULA 【ATX】
コスパ最強のマザーボードの選び方
マザーボードを選ぶ上で、とにかくコスパを大事にしたいという方もいると思います。
もちろん、目的に合わせて無駄を省くのは大切です。
また、初めて自作PCに挑戦したいという方も、安いマザーボードを使えば気軽にチャレンジできますよね。
ただし、安いからといって選んだマザーボードでパソコンを作った結果、使用したいアプリやゲームの求めるスペックに満たない場合もあります。
こうなってしまうと本末転倒ですので、パソコンを作る上で自分が何を重要視するかをしっかり検討しましょう。
マザーボードの価格を抑えたいのであれば、ライトなどの装飾がついている製品や使わない部分の多い製品を避けて探してみると良いかもしれません。
ASRock AMD Ryzen 5000シリーズ (Soket AM4)対応 B550チップセット搭載 Micro ATX マザーボード B550M-HDV
ASRock Intel H310チップ搭載 Micro ATX マザーボード H310CM-HDV/M.2
ASRock Intel 第8世代&第9世代 CPU(Soket 1151)対応 B365 チップセット搭載 Micro ATX マザーボード B365M Pro4
おすすめのマザーボードの比較表
こちらの項目では、今回紹介したマザーボードを一覧表にしています。
スペックも記載していますので、参考にしてみてください。
ゲーミングPC向けマザーボード
商品名・リンク |
価格(記事作成時点) |
スペック |
MSI MEG X570 UNIFY マザーボード [AMD X570チップセット搭載] MB4869 | MSI | マザーボード 通販 |
36,392円 |
CPUソケット:Socket AM4 チップセットタイプ:AMD X570 |
ASUS INTEL 第10世代・11世代CPU(LGA1200)対応Z590チップセットATXマザーボード ROG STRIX Z590-A GAMING WIFI |
45,000円 |
CPUソケット:LGA 1200 RAMメモリ技術:DDR4 対応プロセッサ:第10世代インテル Core, 第11世代インテルCore メモリクロック速度:2400 MHz |
ASRock Intel 第10・11世代CPU(LGA1200)対応 H570 チップセット搭載 ATX マザーボード H570 Phantom Gaming 4 |
15,118円 |
CPUソケット:LGA 1200 RAMメモリ技術:DDR4 対応プロセッサ:第10世代インテル Core, 第11世代インテルCore メモリクロック速度:4800 MHz |
Ryzen対応マザーボード
商品名・リンク |
価格(記事作成時点) |
スペック |
28,400円 |
CPUソケット:Socket AM4 RAMメモリ技術:DDR4 チップセットタイプ:AMD B550 メモリストレージ容量:128 GB
| |
12,400円 |
CPUソケット :Socket AM4 RAMメモリ技術:DDR4 対応プロセッサ:AMD Ryzen 第3世代, AMD Ryzen 第2世代 チップセットタイプ:AMD B450 | |
68,667円 |
ブランド:ASUS CPUソケット:Socket AM4 RAMメモリ技術:DDR4 対応プロセッサ:AMD Ryzen 第3世代, AMD Ryzen 第2世代 チップセットタイプ:AMD X570
|
コスパの良いマザーボード
商品名・リンク |
価格(記事作成時点) |
スペック |
ASRock AMD Ryzen 5000シリーズ (Soket AM4)対応 B550チップセット搭載 Micro ATX マザーボード B550M-HDV |
11,201円 |
CPUソケット:Socket AM4 RAMメモリ技術:DDR4 対応プロセッサ:AMD Ryzen 5000シリーズ チップセットタイプ:AMD B550 |
14,885円 |
CPUソケット:LGA 1151 RAMメモリ技術:DDR4 対応プロセッサ:第8世代インテルCore チップセットタイプ:Intel H310 | |
ASRock Intel 第8世代&第9世代 CPU(Soket 1151)対応 B365 チップセット搭載 Micro ATX マザーボード B365M Pro4 |
18,858円 |
CPUソケット:LGA 1151 RAMメモリ技術:DDR4 対応プロセッサ:第9世代インテルCore チップセットタイプ:Intel B365 |
おすすめのマザーボードの選び方まとめ
今回は、マザーボードの選び方や、おすすめのマザーボードについて解説しました。
マザーボードは、パソコンの中でも土台となる重要なパーツです。
そのため、適当に選んでしまうと思い通りのPCが作れないという失敗に陥る可能性があります。とにかくPCを作ってみたい!というだけであれば問題はありませんが、PCを作った上で目的のアプリやゲームを快適に使用できたらもっと良いですよね。
マザーボードの中にはさまざまなスペックの製品がありますが、自分の求める用途・目的に合わせて適切なマザーボードを選択しましょう。
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