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パソコンが故障したか診断する方法、原因や症状別の解決方法

今回は、パソコンが故障したか診断する方法、原因や症状別の解決方法を解説します。

パソコンの様子がおかしい、起動しないなどの現象が発生している場合、故障しているのかと不安になる方もいると思います。

パソコンが故障してしまっている可能性もありますが、一時的な不具合が原因の可能性もありますので、こちらを参考にして確認してみてください。

パソコンの画面が真っ暗、起動しないなどの場合は故障?症状例と解決方法

こちらの項目では、パソコンの画面が真っ暗、起動しない場合の解決方法を解説します。

以下のような症状が起きている場合は確認してみてください。

症状によって一時的な不具合であったり、HDDの故障や劣化が原因であったりすることが考えられますので、どのような症状が発生しているかによって解決方法を確認していきましょう。

パソコンの画面が真っ暗な場合

パソコンの画面が真っ暗な場合、まずはモニターの電源が入っているか確認してみてください。同時に、パソコンとモニター間のケーブルがしっかりと接続できているかチェックしましょう。

一時的な問題の可能性もありますので、モニターの電源を長押しするなどして再起動し、画面が表示されるか確認してみてください。

モニターに電源が入っているが真っ暗なままという場合、別のモニターやテレビなどへ接続してみます。そこで画面が映るのであれば、元のモニターの故障が考えられます。

モニターに問題もなくパソコンの画面が真っ暗という場合はパソコン本体の問題が考えられますので、次の「パソコンが起動しない場合」の項目を参考にしていただければと思います。

パソコンが起動しない場合

パソコンが起動しない場合は、まず以下の点を確認してみてください。

上記を確認後、それでもパソコンが起動しない場合は、メモリや電源ユニットの交換が必要になる可能性があります。
また、BIOSが破損している場合は、マザーボードの交換やBIOSの初期化などが必要です。

パソコンが全く起動しないわけではなく、メーカーロゴから先へ進まないといった場合や、OSが起動しないという場合は、以下の記事を参考にしていただければと思います。
パソコンが起動しないけどロゴは出る場合の原因と対処方法

パソコンから変な音、異音がする場合

パソコンから「カリカリ」「ジジジ」「カラカラ」といった異音がする場合は、HDDやファンが原因の可能性があります。

HDDがデータを読み書きする際に出す「シーク音」であれば問題ありませんが、HDDの内部に物理的な異常(磁気ヘッドのずれなど)で異音が発生するケースもあります。
「カチカチ」という音や「キー」などの擦れるような音がする場合は、磁気ヘッドが擦れてデータの読み取り面が損傷する危険があるため速やかに電源を落としてください。
このような場合は、できればバックアップを取って新しいHDDやSSDに交換するか、専門の業者に相談するとよいでしょう。

また、「カラカラ」などの音が聞こえる場合は、ファンにコードなどの部品が接触している可能性があります。パソコンの内部を確認し、コードが絡まないようまとめましょう。

以下の記事でも異音について解説していますので、参考にしてみてください。
PCから異音がする原因と解決方法、ファンがうるさい場合の対処法も解説

パソコンが突然再起動する場合

パソコンが突然再起動する場合は、以下のような原因が考えられます。

Windows Updateが自動で行われた場合、突然再起動してしまうことがあります。
このような場合は、更新が完了すれば問題ありません。

また、パソコンのシステムに不具合が起きていて起動に繰り返し失敗すると、自動修復システムが行われ、その後再起動することがあります。

周辺機器などのドライバーに不具合が起きている場合にも突然再起動することがあります。このような場合は、以下の手順でドライバーを再インストールしてみてください。

【ドライバーを再インストールする方法】

  1. 「スタート(Windowsマーク)」を右クリックします。
  2. 「デバイスマネージャー」を選択します。
  3. 該当のデバイスを選択し、ツリーを開きます。
  4. 該当のドライバーを右クリックし、「削除」を選択します。
  5. 削除後、パソコンを再起動すると、ドライバーが再インストールされます。

その他にも、ウイルスに感染してしまった結果、突然再起動するようになるケースもあります。ウイルス対策ソフトを使い、ウイルススキャンを行いましょう。

パソコンが頻繁にフリーズする、固まる、動作が重い場合

パソコンが頻繁にフリーズする、固まる、動作が重い場合は、以下のような原因が考えられます。

使用しているアプリに対してパソコンに搭載されているメモリなどのスペックが不足しているケースがあります。
タスクマネージャー(「Ctrl」キー+「Shift」キー+「esc」キー)を開き、メモリやCPUの使用率が異常に高くなってしまっていないか確認してみましょう。

特定のアプリを使用している時にパソコンが重くなる場合スペック不足以外で考えられるのは、アプリ側の不具合です。
アプリのアップデートを行うか、改善できない場合は他のアプリへ移行することをおすすめします。

その他にも、HDDの容量がいっぱいになってしまっていたり、HDD自体が劣化していたりするためにパソコンの動作が遅くなるケースがあります。
長年同じHDDを使っていてタスクマネージャーでディスクの使用率が高くなっているような場合は、バックアップを取ってから交換するのがよいでしょう。

ウェブサイトを開いたり通信が必要なアプリでパソコンの動作が遅くなる場合は、通信環境が影響している可能性があります。現在の通信環境がどのようになっているか確認してみましょう。
通信速度は下記のサイトで計測できます。
USENスピードテスト

また、以下の記事でもこの問題について解説しています。
パソコンの動作が遅い・重い原因の調べ方と対処方法を解説

パソコンがブルースクリーンになる、青い画面になる場合

パソコンがブルースクリーンになる、青い画面になる場合は、以下のような原因が考えられます。

また、以下の記事でもブルースクリーンの原因・解決方法を解説しています。
ブルースクリーンに表示されるエラーコードについても解説していますので、参考にしていただければと思います。
Windows 10でブルースクリーンエラーが出る原因と修理方法

パソコンの故障原因ランキング

パソコンが故障する原因はさまざまですが、その中でもより多い原因は以下のようなものです。

古いパソコンの場合は特にHDDの障害が多く見られます。
次の項目からひとつずつ解説していきます。

HDDの物理障害

古いパソコンの場合、故障原因として多いのがHDDの物理障害です。
HDDは衝撃に弱いということもありますが、長年使用したり落下させたりすることで磁気ヘッドとディスクが接触してしまい、ディスクに傷が入ってしまうことがあります。

このように物理的な破損、劣化によってHDDに障害が発生すると、最終的にはデータが破損してしまう可能性もあります。症状に気づいたら、早めにバックアップを取り、HDDを交換しましょう。

HDDの論理障害

HDDの物理障害に続き多い故障原因は、論理障害です。
論理障害は、物理的な破損や劣化ではなくファイルシステムの問題や急な電源の切断で引き起こされるものです。

このような論理障害が起きた場合は、ブルースクリーンが発生したり、データを開けないというようなトラブルが起きたりします。

物理障害と異なり、論理障害はエラーチェックを行うことで解消される場合があります。

ディスプレイの不具合、キーボードの不具合

HDDの障害に続き多いのは、ディスプレイの不具合やキーボードの不具合です。

ディスプレイが表示されないという場合は、ディスプレイそのものの故障の他、       ディスプレイとパソコン本体の接続がうまくいっていないことが考えられます。

キーボードは、水をこぼしてしまって内部に浸水した場合や、ホコリなどが原因でうまく入力ができないというケースがあります。
その他にも、デバイスドライバーの不具合が原因という可能性もありますので、一度再インストールしてみるとよいでしょう。

パソコンの故障原因を特定する方法

パソコンの故障原因は、上記項目で挙げたように、現れた症状を見ると特定できることがあります。

画面が表示されない場合はディスプレイや電源が原因であったり、パソコンの動作が重い場合はスペック不足や通信環境が原因であったりということですね。

また、パソコンの操作をしていて最近衝撃を与えてしまったことがないか、水分などをこぼした可能性がないかなどを確認することも大切です。

このように、パソコンがなぜ故障したのか・不具合を起こしているのかというのを確認するには、現れた症状や過去の使用方法を確かめるのがよいでしょう。

パソコンが故障しているか無料で診断する方法

パソコンのハードウェアに故障が発生しているか診断したい場合は、各メーカーのハードウェア診断ツールを利用するとよいでしょう。
ハードウェア診断ツールでは、HDDやメモリなどの部品に故障がないかの診断がおこなえます。

ハードウェア診断ツールはメーカーごとに用意されているので、使い方もそれぞれ異なります。お使いのパソコンのメーカーを確認し、メーカーサイト等でツールの使用方法を確認してみてください。

パソコンが故障する、壊れる前兆

パソコンが故障する、壊れる前兆には、以下のようなものがあります。

パソコンが完全に故障してしまうと、大切なデータが取り戻せなくなる可能性があります。
そのため、異常を感じたらバックアップを取っておくのがおすすめです。

こちらの項目では、パソコンの故障の前兆について解説していきます。

動作が遅い、重くなる

パソコンが故障する、壊れる前兆として考えられるのは、動作が遅い・重くなるというケースです。

動作が遅くなった場合は、パソコン本体というよりは、HDDの劣化によるものが多いと考えられます。スペック不足ではないけれど最近動作が重い、という場合などは、HDDの交換を視野に入れてもよいかもしれません。

エラーメッセージがよく出る

パソコンが故障する、壊れる前兆には、「エラーメッセージがよく出る」というものも挙げられます。

頻繁にエラーメッセージやブルースクリーンが発生する場合、やはりハードウェアがなにかしらの不具合を起こしている可能性が考えられます。
このような場合は、できるだけバックアップを取ってからハードウェア診断やエラーチェックを実行して、原因を突き止めたほうがよいでしょう。

突然電源が切れる

頻繁にパソコンの電源が突然切れるケースも、場合によっては故障の前兆もしくは故障と考えられます。

本体にホコリがたまるなどで発生する熱暴走や電力不足などの原因を対策したのにもかかわらず電源が切れてしまう場合、最終的にパソコンが起動しなくなってしまう可能性もあります。
そのため、あまりにも電源が落ちる場合はデータをバックアップし、メーカーや専門業者に問い合わせることをおすすめします。

異音がする

パソコンからHDDのシーク音以外の異音がする場合、故障の前兆である可能性があります。

また、ファン周りのケーブルの整理や清掃をしてもすごい音がするという場合にも、その他の部品やHDDの劣化などが考えられるため、できるだけ早めにバックアップを取り電源を切りたいところです。

パソコンが故障していたら?修理や買い替えについて解説

パソコンが故障していることが判明したら、そのまま使い続けることはおすすめできません。そのまま使用を続けると、データが失われてしまう可能性もあるからです。

この場合は、パソコンを修理に出すか、新しいパソコンに買い替えるかという2つの選択があると思います。

こちらの項目では、パソコンを修理に出す場合と、新しいパソコンに買い替える場合について解説します。

パソコン修理を業者に依頼する場合

パソコンが故障した場合の選択肢のひとつとして、修理に出すというものがあります。

パソコンを修理に出す場合、一般的にはメーカーか業者に依頼することになるでしょう。
まず、パソコン購入時にメーカー保証に入っているか確認してみてください。保証期間内であれば無償で修理してもらえることがあります。内容によっては料金が発生することもあるため、注意が必要です。

メーカーではなく業者に修理を依頼する場合は料金が各業者で異なりますので、相見積もりを取ることをおすすめします。
ただし、水やジュースをこぼしてしまったなど、なるべく早く修理に出したほうがいいケースもあります。
自分で対処できないと感じたら、まず早めに相談してみるのがよいでしょう。

新しいパソコンに買い替える場合、破棄やデータ移行について

パソコンが故障したので新しいパソコンに買い替えるという場合は、データ移行のためにバックアップを取っておくことをおすすめします。

バックアップは新しいHDD・SSDに取っても、クラウド上にアップロードしておいてもよいでしょう。

廃棄するには、メーカーやパソコンショップ・家電量販店が回収を行っていることがありますので、そちらを利用するという方法もあります。

また、古いパソコンを破棄する場合は、個人情報保護のためデータを完全に消去しましょう。回収先によってはデータ削除サービスを実施していることもあります。

Windows 10、11のパソコンを廃棄する時にデータを完全に消去する方法

パソコンが故障したか診断する方法、原因や症状別の解決方法を解説のまとめ

今回は、パソコンが故障したか診断する方法や、原因や症状別の解決方法を解説しました。

パソコンの動きがおかしい場合、そもそも故障しているのかわからないケースも多いと思います。
そのため、少し様子がおかしいと感じたら、症状に合わせて対処方法を実行していくのがおすすめです。

また、パソコンやHDDが故障してしまうと、データが取り出せなくなってしまう可能性があります。故障しかけているHDDからバックアップを取ろうとしても、その負荷でだめになってしまうということもあります。大切なデータがある場合は特に、日頃からバックアップを取っておくことが大切です。

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