中小企業がホームページで集客する場合の考え方です。出し惜しみしているとか、都合の悪いことは隠しているのは不自然でホームページを見てくれている人はすぐに分かります。
ホームページを作る時に出し惜しみをする人がいらっしゃいます。
運営者の顔、仕事内容、仕事で使っているツール、などなど。
良く聞いてみると
- 恥ずかしい
- ライバルに真似されると嫌
- 大したことない
- 誰でも知っている
あなたが運営しているホームページは趣味のサイトですか?
それとも裏の社会がテーマなのですか?
自分のお店の売上を伸ばしたい、仕事の依頼が欲しい、お問い合わせを増やしたいと考えているのでしたら考え方を少し変えてみるべきです。
もし、あなたがテレビや雑誌で良く知られている有名人ならそれだけでホームページのアクセスは一日に1,000はあるでしょう。
しかし、一日のアクセスが1,000もないのでしたら
あなたのことは誰も知らない
のです。
知らない人から何か買いますか?
知らない人に仕事を頼みますか?
どんな会社かわからないのに問い合わせしますか?
品物を買った理由の第1番は
売っている人を知っていたから、信頼できるから
です。
ここでお気づきの方もいらっしゃると思いますが、購入動機の1番は「安いから」「品物が良いから」ではないのです。
人は知っている人から、信頼できる人から買いますし、仕事の依頼をします。
ライバルに真似されるのが嫌
確かにあなたが長年仕事を続けてきて身につけたノウハウは大切にしたいと思うでしょう、私だってそうです。
しかし、あえて言いますが「大切だからこそ出し惜しみはしない」でほしいのです。
ある逸話があります。将棋好きのラグビー選手の話です。
プロの棋士は研究会と言ってライバルと将棋を指します。
ラグビー選手は全日本の代表選手に選ばれました。そこで悩んでプロ棋士に相談します。
「日本のラグビーを強くさせるためには自分のチームが取り組んでいる戦術をみんなに教えたい、でもこの戦術をみんなに教えてしまうと全日本を離れたら敵なのでどうしようか悩んでいる。」
この気持ちわかりますよね。
自分たちが温めてきたものを人に教えることは自殺行為にも近いことと思ってしまいます。
でも、プロ棋士は言いました。
「惜しみなく出すと必ずそれ以上の見返りがありますよ。」
プロ棋士は身を持って感じていたのでしょう。
人に何かを教えることは、教えた何かの理解を深めることができます。
出すことで新しい何かが入ってきます。
川は流れるからいつもきれいなのです。
ダムを作った川は汚くなって河口の海の生態系までも変えてしまいます。
あなたの持っているモノを出し切ることであなたは成長し更に飛躍するのです。