今回は、Windows10、11でPCのスペックやCPUを確認する方法について解説します。
これからおこなう仕事や遊びたいPCゲームがあるという人は、PCがその作業に対応しているスペックなのか気になるという方もいらっしゃると思います。
アプリケーションやPCゲームのなかには「推奨スペック」という「このアプリケーションはこのくらいのスペック(性能)のPCで快適に動作します」などといった基準が公表されている場合があります。
お持ちのPCのスペックがこの推奨スペックに対応していない場合、アプリケーションやゲームが上手く動作しない可能性があるので、注意が必要です。
こちらの記事では、そのようなスペックを確認する方法をいくつか解説していますので、参考にしていただければと思います。
クリックできる目次
Windows10でスペックやCPUを確認する方法
Windows10でスペックやCPUを確認する方法には以下のようなものがあります。
- Windows10でCPUとメモリーを確認する方法
- Windows10でグラフィックカードを確認する方法
- Windows10でWindowsのバージョンやbitを確認する方法
- Windows10でDirectXのバージョンを確認する方法
- Windows10でストレージの容量を確認する方法
- Windows10でWindows11との互換性を確認する方法
Windows10でCPUとメモリーを確認する方法
Windows10でお使いのPCのCPUとメモリーを確認したい場合は、以下のような手順でチェックすることができます。
【Windows10でCPUとメモリーを確認する方法】
- デスクトップ画面で右クリック
- 「ディスプレイ設定」を選択
- 「詳細情報」を選択
- 「デバイスの使用」内の「プロセッサ」でCPUを、「実装RAM」でメモリの情報を確認可能です。
Windows10でグラフィックカードを確認する方法
Windows10でお使いのPCのグラフィックカードを確認したい場合は、以下のような手順でチェックすることができます。
【Windows10でグラフィックカードを確認する方法-1】
- 検索ボックス(「ここに入力して検索」と表示されている部分)に「cmd」と入力
- 「コマンドプロンプト」を選択
- 「systeminfo」と入力
- 「Enter」キーを押す
- 「システム製造元」や「システムモデル」よりグラフィックカードを確認できます。
上記の方法でグラフィックカード情報を確認出来なかった場合、下記の方法も試してみてください。
Windowsに搭載されているDirectX診断ツールにて確認する方法です。
【Windows10でグラフィックカードを確認する方法-2】
- 検索ボックス(「ここに入力して検索」と表示されている部分)に「dxdiag」と入力
- 「dxdiagコマンドの実行」を選択
- DirectX診断ツールが起動
- 診断結果画面で「ディスプレイ」を選択
- 「デバイス」内の「名前」部分でグラフィックボード名を確認できます。
Windows10でWindowsのバージョンやbitを確認する方法
Windows10でお使いのPCのWindowsのバージョンやbitを確認したい場合は、下記の手順でチェックすることができます。
【Windows10でWindowsのバージョンやbitを確認する方法】
- 「スタート(Windowsマーク)」を右クリック
- 「システム」を選択
- 「バージョン情報」を選択
- 「バージョン情報」内の「エディション」でWindowsOSのバージョンを確認できます。
- 「システムの種類」でbit数を確認できます。
Windows10でDirectXのバージョンを確認する方法
Windows10でお使いのPCのDirectXのバージョンを確認したい場合は、下記の手順でチェックすることができます。
【Windows10でDirectXのバージョンを確認する方法】
- 検索ボックス(「ここに入力して検索」と表示されている部分)に「dxdiag」と入力
- 「dxdiagコマンドの実行」を選択
- DirectX診断ツールが起動
- 「システム」タブを選択
- 「システム情報」の下にてDirectXのバージョンを確認できます。
Windows10でストレージの容量を確認する方法
Windows10でお使いのPCのストレージの容量を確認したい場合は、下記の手順でチェックすることができます。
【Windows10でストレージの容量を確認する方法】
- 「スタート(Windowsマーク)」を選択
- 「設定(歯車マーク)」を選択
- 「システム」を選択
- 「ストレージ」を選択
- ストレージの状態を確認できます。
Windows10でWindows11との互換性を確認する方法
Windows10でお使いのPCとWindows11との互換性を確認したい場合は、下記の手順でチェックすることができます。
【Windows10でWindows11との互換性を確認する方法】
- Microsoft – クラウド、コンピューター、アプリ & ゲームより「PC正常性チェック」を入手しインストール
- 「PC正常性チェック」を起動
- 「今すぐチェック」を選択
- 「このPCでWindows11を実行できます」というメッセージが表示されれば互換性があります。
Windows11でスペックやCPUを確認する方法
Windows11でスペックやCPUを確認する方法には以下のようなものがあります。
- Windows11でCPUとメモリーを確認する方法
- Windows11でグラフィックカードを確認する方法
- Windows11でWindowsのバージョンやbitを確認する方法
- Windows11でDirectXのバージョンを確認する方法
- Windows11でストレージの容量を確認する方法
Windows11でCPUとメモリーを確認する方法
Windows11でお使いのPCのCPUとメモリーを確認したい場合は、下記の手順でチェックすることができます。
【Windows11でCPUとメモリーを確認する方法】
- 「スタート(Windowsマーク)」を右クリック
- 「システム」を選択
- 「バージョン情報」を選択
- 「プロセッサ」にてCPUを確認できます。
- 「実装RAM」にてメモリを確認できます。
Windows11でグラフィックカードを確認する方法
Windows11でお使いのPCのグラフィックカードを確認したい場合は、下記の手順でチェックすることができます。
【Windows11でグラフィックカードを確認する方法】
- 「スタート(Windowsマーク)」を選択
- 「設定(歯車マーク)」を選択
- 「システム」を選択
- 「ディスプレイ」を選択
- 「関連設定」内の「ディスプレイの詳細設定」を選択
- 「ディスプレイ1のアダプターのプロパティを表示します」を選択
- プロパティ内の「アダプター情報」の中にある「専用ビデオメモリ」にてグラフィックメモリが確認できます。
Windows11でWindowsのバージョンやbitを確認する方法
Windows11でお使いのPCのWindowsのバージョンやbitを確認したい場合は、下記の手順でチェックすることができます。
【Windows11でWindowsのバージョンやbitを確認する方法】
- 「スタート(Windowsマーク)」を右クリック
- 「システム」を選択
- 「バージョン情報」を選択
- 「エディション」にてWindowsのバージョンを確認できます。
- 「システムの種類」にてbitを確認できます。
Windows11でDirectXのバージョンを確認する方法
Windows11でお使いのPCのDirectXのバージョンを確認したい場合は、下記の手順でチェックすることができます。
【Windows11でDirectXのバージョンを確認する方法】
- 「スタート(Windowsマーク)」を右クリック
- 「ファイル名を指定して実行」を選択
- 「dxdiag」と入力
- 「OK」を選択
- 「DirectX診断ツール」が開く
- 「システム」タブ内のシステム情報の下部にてDirectXのバージョンが確認できます。
Windows11でストレージの容量を確認する方法
Windows11でお使いのPCのストレージの容量を確認したい場合は、下記の手順でチェックすることができます。
【Windows11でストレージの容量を確認する方法】
- 「スタート(Windowsマーク)」を右クリック
- 「設定(歯車マーク)」を選択
- 「システム」内の「記憶域」を選択
- 「ストレージ詳細設定」を選択
- 「他のドライブでの使用済みストレージ」を選択
- 全てのストレージの空き容量や使用量が確認できます。
アプリを使ってスペックやCPUを確認する方法
そのほかに、アプリを使ってスペックやCPUを確認する方法もあります。
下記のアプリケーションは両方ともフリーソフトとなっています。
- CPU-Zを使ってスペックやCPUを確認する方法
- Speccyを使ってスペックやCPUを確認する方法
CPU-Zを使ってスペックやCPUを確認する方法
CPU-Zを使ってお使いのPCのスペックやCPUを確認することもできます。
CPU-Zは、WindowsやAndroidのシステムを確認することのできるアプリケーションです。
CPUのクロック数やコア数のほか、メモリサイズやGPUについても確認できるフリーソフトとなっています。
CPU-Zを利用した具体的なPCスペックの確認手順は以下の通りです。
【CPU-Zを使ってスペックやCPUを確認する方法】
- CPU-Z | Softwares | CPUIDにてWindows用のCPU-Zを入手
- 1. 「CLASSIC VERSIONS」内の「SETUP・ENGLISH」を選択
- 2. 「DOWNLOAD CPU-Z」内の「DOWNLOAD NOW!」を選択
- 3. ダウンロードしたファイルを実行してインストールを実行
- CPU-Zを起動(「スタート(Windowsマーク)」より「CPUID」を選択し、その中の「CPU-Z」を選択)
- 「CPU」「Mainboard」などのタブからスペックの確認ができます。
Speccyを使ってスペックやCPUを確認する方法
Speccyを使って現在お使いのPCのスペックやCPUを確認することもできます。
Speccyは、起動するとPCの大体のスペックが一覧で確認できるフリーソフトです。
設定すれば日本語での表示も可能なので、見やすくて使いやすいのではないでしょうか。
Speccyを利用した具体的なPCスペックの確認方法は以下の通りです。
【Speccyを使ってスペックやCPUを確認する方法】
- Builds (ccleaner.com)にてSpeccyを入手
- 1. Downloadボタンを選択
- 2. ダウンロードしたファイルを実行してインストーラーを起動
- 3. 言語選択を「Japanese」にし、「No thanks,I Don’t need CCleaner」を選択
- 4. 「Install」を選択
- Speccyを起動
- 一覧にてPCスペックを確認できます。
まとめ:Windows10、11でスペックやCPUを確認する方法
今回は、Windows10、11でPCのスペックやCPUを確認する方法について解説しました。
これから予定している仕事で使いたいアプリケーションや、遊びたいPCゲームの推奨スペックに合うか確認できると、いざアプリケーションを起動させたらうまく動かなかった……ということやPCが重くなってしまった、というようなことが防げます。
Windowsの設定やDirectX診断ツールなどからでもPCのスペックが確認できますが、SpeccyやCPU-Zなどといった、システム状況確認用のフリーソフトでも確認ができます。
これらのフリーソフトは、一覧ですぐにPCのスペックが表示されたり、見やすくなっていたりとわかりやすいためとても便利です。
フリーソフトのため費用もかけず簡単にスペックの確認ができるので、まとめていろいろなことを確認したいという場合には試してみても良いのではないでしょうか。
また、お使いのPCが使いたいアプリケーションの推奨スペックに満たない場合は、該当パーツの交換、増設などを検討するのも一つの選択肢です。
PCは用途によってさまざまなスペックの物が販売されていますので、目的に合うPCに買い換えるというのも良いでしょう。