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Windows Updateが進まない時の解決方法を解説!途中で止めて良いの?

今回は、Windows Updateが進まない場合の解決方法を解説します。

Windows Updateが進まない原因には、以下のようなものがあります。

本記事では、上記の原因でWindows Updateが進まなくなってしまった場合の詳しい解説をしています。

また、Windows Updateが進まない場合に途中で止めても良いのか?ということなどについても説明していますので、参考にしてみてください。

Windows Updateが進まない原因と解決方法は?回答です

Windows Updateが進まない場合には、以下のような原因が考えられます。

以下の項目で、それぞれの原因とその解決方法について具体的に解説しています。

Windows Updateが進まない原因:デバイスドライバーに問題がある

Windows Updateが進まない場合、デバイスドライバーに問題がある可能性が考えられます。

デバイスドライバーとは、周辺機器などのデバイスを動かすプログラムです。

このデバイスドライバーが問題を起こしていると、Windows Updateが進まないケースがあります。

このような場合は、周辺機器を取り外してアップデートを行う、またはデバイスドライバーを更新してみることで問題が解決する可能性があります。

ドライバーの更新方法は以下の記事に記載しています。

Windows 10、11でデバイス、CPUドライバーを更新する方法

Windows Updateが進まない原因:しばらくWindows Updateを行っていなかった

Windows Updateが進まない場合、しばらくアップデートをしていなかった可能性も考えられます。

長期間アップデートを実施していないと、その分更新に時間がかかってしまいます。

そのため、心当たりがある場合は、更新が遅いと感じても完了するのを気長に待つのがおすすめです。

Windows Updateが進まない原因:ハードディスクの空き容量が足りていない

Windows Updateが進まない場合、ハードディスクの空き容量が足りていない可能性が考えられます。

ハードディスクの空き容量が足りない場合、更新プログラムをダウンロードすることができず途中で止まってしまいます。

このような場合は、Cドライブの空き容量をチェックして、不要なデータを整理するようにしてみてください。

Windows Updateが進まない原因:ハードディスクの障害

Windows Updateが進まない場合、ハードディスクの障害が原因となっている可能性が考えられます。

ハードディスクのエラーをチェックする方法には、以下のようなものがあります。

それぞれの方法はエラーチェックの内容が異なります。

エクスプローラーのチェック方法は簡素なチェック内容となりますので、より詳細にエラーチェックを行いたい場合は、CrystalDiskInfoを利用したチェック方法を実行してみてください。

エクスプローラーからエラーチェックを行う方法

エクスプローラーからドライブのエラーチェックを行う方法は、以下の通りです。

【エクスプローラーからエラーチェックを行う】

  1. 「エクスプローラー(フォルダのアイコン)」を開きます。
  2. 「PC」を選択します。
  3. Cドライブを右クリックします。
  4. 「プロパティ」を選択します。
  5. 「ツール」を選択します。
  6. エラーチェック内の「チェック」を選択します。
  7. 「ドライブのスキャン」を選択します。
  8. チェックが完了したら、「閉じる」を選択します。

CrystalDiskInfoを使う

ハードディスクの詳細なエラーチェックを行うには、ハードディスクの自己診断機能である「SMART情報」を確認できる「CrystalDiskInfo」というソフトを使うのがおすすめです。

CrystalDiskInfoのソフトを使ってエラーチェックを行う方法は、以下の通りです。

【CrystalDiskInfoを使ってエラーチェックを行う方法】

  1. CrystalDiskInfo – Crystal Dew World [ja]サイトにてCrystalDiskInfoを入手する
  2. CrystalDiskInfoを起動します。
  3. チェックしたいドライブを選択します。
  4. 「健康状態」の部分を確認します。
    「正常」「注意」「異常」のいずれかの状態が表示されています。

「注意」「異常」と表示されている場合は速やかにバックアップを取り、交換するのがおすすめです。

CrystalDiskInfoでは、その他にもハードディスクの詳細な項目について確認することができます。

さらに詳しい内容については、以下の記事に記載してあります。

ハードディスクの寿命の診断、Cristal Disk Infoの使い方

Windows Updateが進まない原因:システムファイルが破損している

Windows Updateが進まない場合は、システムファイルが破損している可能性が考えられます。

このような場合は、以下のような方法でシステムファイルの修復を試してみてください。

【システムファイルの修復方法】

  1. 「スタート(Windowsマーク)」を右クリックします。
  2. 「PowerShell」を管理者として実行します。
  3. 「sfc /scannow」と入力します。
  4. Enterキーを押します。
  5. 完了したら、「DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth」と入力します。
  6. 修復が完了するまで待機します。
  7. PCを再起動します。

Windows Updateが進まない原因:セキュリティソフトが影響している

Windows Updateが進まない場合は、セキュリティソフトが影響している可能性があります。

Windowsに標準で入っているセキュリティソフトではなく、その他の市販セキュリティソフトを使用している場合は、そのソフトがWindows Updateの進行を妨げているかもしれません。

このような場合は、一時的にセキュリティソフトを停止してみると問題が解決する可能性があります。

セキュリティソフトを一時停止した場合は、アップデートが完了したら速やかに再開するようにしてください。

Windows Updateが進まない原因:インターネット環境が影響している

Windows Updateが進まない場合、インターネット環境が影響している可能性があります。

このような場合は、一旦ネットワーク環境をリセットしてみるとよいでしょう。

また、通信速度が原因でWindows Updateが進まない場合も考えられますので、通信環境がよい場所で更新を行うようにしてみてください。

Windows Updateの21H1、21H2 がインストール中0から進まない場合の解決方法

Windows Updateのインストールが0から進まない場合、以下のような方法を実行することで問題が解決する可能性があります。

以下の項目でそれぞれの解決方法について具体的に解説しています。

トラブルシューティングを利用する

Windows Updateのインストールが0から進まない場合、トラブルシューティングツールを利用することで問題が解決する可能性があります。

トラブルシューティングの利用方法は以下の通りです。

【トラブルシューティングを利用する方法(Windows 10)】

  1. 「スタート(Windowsマーク)」を選択します。
  2. 「設定(歯車マーク)」を選択します。
  3. 「更新とセキュリティ」を選択します。
  4. 「トラブルシューティング」を選択します。
  5. 「追加のトラブルシューティング」を選択します。
  6. 「Windows Update」を選択します。
  7. 「トラブルシューティングツールの実行」を選択します。

「管理者のアクセス許可を使用してトラブルシューティングを実行すると、問題を検出できる場合があります。」と表示された場合は、「管理者としてトラブルシューティングを実行する」を選択してください。

【トラブルシューティングを利用する方法(Windows 11)】

  1. 「スタート(Windowsマーク)」を選択します。
  2. 「設定(歯車マーク)」を選択します。
  3. 「システム」の「トラブルシューティング」を選択します。
  4. 「その他のトラブルシューティング」を選択します。
  5. 「Windows Update」を選択します。

上記のトラブルシューティング後、問題が発見された場合は指示にしたがって修復を実行してください。

コンポーネントをリセットする

Windows Updateのインストールが0から進まない場合、コンポーネントをリセットすることで問題が解決する可能性があります。

コンポーネントのリセット方法は、以下の通りです。

【コンポーネントをリセットする方法】

  1. 「スタート(Windowsマーク)」を右クリックします。
  2. 「Windows PowerShell」を管理者として実行します。
  3. ユーザーアカウント制御のメッセージが表示される場合は「はい」を選択します。
  4. 「net stop wuauserv」と入力し、Enterキーを押します。
  5. 「net stop cryptSvc」と入力し、Enterキーを押します。
  6. 「net stop bits」と入力し、Enterキーを押します。
  7. 「net stop msiserver」と入力し、Enterキーを押します。
  8. 「ren C:\Windows\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.old」と入力し、Enterキーを押します。
  9. 「ren C:\Windows\System32\catroot2 catroot2.old」と入力し、Enterキーを押します。
  10. 「net start wuauserv」と入力し、Enterキーを押します。
  11. 「net start cryptSvc」と入力し、Enterキーを押します。
  12. 「net start bits」と入力し、Enterキーを押します。
  13. 「net start msiserver」と入力し、Enterキーを押します。

リセットが完了したらPowerShellを閉じ、問題が解決しているかどうか確認してみてください。

Windows Updateの21H1がダウンロード中、100になっても終わらない場合の解決方法

Windows Updateの21H1などがダウンロード中100になっても終わらない場合は、その次の工程であるインストールが開始されるまでしばらく待ってみてください。

PC本体の状態や更新データの大きさによりますが、中には何時間かかかってしまうケースもあるようです。

それでも問題が解決しない場合は、上記の項目で解説しているトラブルシューティングや周辺機器・デバイスドライバーの確認などを試してみてください。

Windows Updateがインストール中、20%などから進まない場合の解決方法

Windows Updateがインストール中20%など途中の状態から進まない場合は、上記までの項目の解決方法を試してみてください。

それでも問題が解決しない場合は、以下の方法で一時ファイルを削除すると問題が解決する可能性があります。

【一時ファイルを削除する方法】

  1. WindowsキーをRキーを同時に押します。
  2. 「ファイル名を指定して実行」を選択します。
  3. 「services.msc」と入力します。
  4. 「OK」を選択します。
  5. 「Windows Update」を停止します。
  6. 「Background Intelligent Transfer Service」を停止します。
  7. WindowsキーとEキーを同時に押します。
  8. エクスプローラーが起動したら「C:\Windows\SoftwareDistribution」に移動します。
  9. フォルダ内のデータを削除します。
  10. 先ほど停止した「Background Intelligent Transfer Service」を再開します。
  11. 「Windows Update」を再開します。

手順が完了したら、問題が解決したかどうか確認してみてください。

上記の手順で問題が解決しない場合は、ドライバーの影響などをチェックして、必要であれば削除してください。

一例として、ConexantのAudioドライバなどが影響していたケースがあるようです。

このように、一時ファイルを削除することで止まってしまったWindows Updateのインストールが進むようになる可能性があります。

更新プログラムを途中で止めたい!中断しても大丈夫?

Windows Updateが進まないから途中で止めたいけれど、中断しても大丈夫なのか不安な方もいるでしょう。

結論から言うと、電源ボタン長押しによるシャットダウンで更新プログラムを途中で止めてしまうことはおすすめできません。

理由としては、更新中に突然電源ボタンによる強制終了を行ってしまうと、データが消失するなどの不具合が発生する可能性があるためです。

どうしても強制終了したい場合は、自己責任でHDDのアクセスランプがついていない時に電源ボタンを長押しするようにしてください。

HDDのアクセスランプがついている・点滅している時やディスクの音が聞こえるときはデータを処理しているため、突然電源を切ってしまうとデータの破損に繋がります。

このように、Windows Updateが進まないため途中で更新プログラムを止めたいという場合、強制終了はデータが消えてしまう可能性があるためおすすめできません。

Windows Updateが進まない時の解決方法を解説!途中で止めて良いの?のまとめ

今回は、Windows Updateが進まない時の解決方法を解説しました。

Windows Updateが進まない場合にはさまざまな原因がありますが、なかなか進まないからと強制終了してしまうことはなるべく避けるようにしてください。

不具合によりどうしてもアップデートが進まない場合は、アクセスランプなどを見てデータを処理していない時に自己責任で強制終了するという方法があります。

長期間アップデートを実施していないと時間がかかってしまうこともありますので、できるだけ気長に待つのがおすすめです。

どうしても問題が解決しないという場合は、PC修理の専門家に相談してみるのもよいでしょう。

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