夕べ珍しく夜遅くまで起きているとビッグニュースが飛び込んできた。
色々なメディアでも取り上げられているので書くまでもないがYahooJapanとGoogleの提携だ。
2年ほど前に米国YahooはMicrosoftのBingとの提携を発表していたのでYahooJapanもBingと提携するものだと思っていた方々も多いはず。
私もいつ移行されるのかと思っていたところに昨日のニュースだ。
ネットサーフィンと言う言葉が死語になったように、ネットで情報を調べる手段はすでにYahooやGoogleなどの検索エンジンだけではなくなったからです。
窓にキーワードを入れて表示される検索結果(SERP)は検索エンジンが押し付けている情報です。
もちろん、検索エンジンもユーザーにとって出来るだけ好ましい結果を表示しようと日々コンピュータのプログラム(アルゴリズム)を入れ替えているのは事実です。
Googleでは年間300回以上のアルゴリズムの更新が行われているのだとか。
検索エンジンがしのぎを削っている間に台頭してきたのがソーシャルサイト、ソーシャルブックマークなどの人(ユーザー)の手によって作られる人気ランキングとも言っていいサイトだ。また、「教えてG00」や「Yahoo知恵袋」に代表される公開質問状のようなサイトも人気を集めている。
また、マニアックなブログもかなりのアクセスがある。Twitterになれば言わずともがなである。
個人情報保護の時代に逆行するかのように、自分が好きなもの気になるものを公開して、ブログで自分の意見を書く。
なぜ、このようなサイトに人気が集まるかと言うと、そこに「思い」「理由」があるからだ。
なぜそれを選んだのかがはっきりしているからだ。
この部分が検索エンジンの検索結果にはほとんどない。むしろ検索エンジンもソーシャルサイトを重要視している所も多く見受けられる。
人は何かを見せられた時に必ず一つの問いが出てくる。
どうしてそれを私に見せたのですか?
見せられたものより、見せた理由や思いを聞いてはじめて見せられたものに納得する。
背景や行間をこれからどのように伝えるかが重要だ。
大手の検索エンジンがインターネットの主導権を取る時代は終わりつつあるのかも知れない、むしろ思いを熱く語るブログや今の思いを伝えるTwitterが現在の社会を反映してるのだろう。
資本主義の時代が終わろうとしている今、インターネットの中にも資本主義の終焉を物語る昨日のニュースでした。